乾癬の治療には塗り薬、
飲み薬,光線療法等があります。
患者さんの多くはまず塗り薬から

治療を始めるようです。
どんな塗り薬を使うのか,注意点は何か,
について紹介します。

●ステロイド外用薬

乾癬の治療薬としてずっと使われてきた薬で、
炎症を抑える働きがあります。
5段階に効果の強さは分けられます。

どれを使うかは乾癬の症状によって決められます。
強い効果のステロイド外用薬が使われることが多いです。
短期間での効果が期待できます。

しかし,皮膚が薄くなったり出血したりする副作用もあります。
長期間の使用は注意が必要になります。

●活性型ビタミンD3外用薬

免疫反応を調節し肌の細胞の増殖を抑える
働きがあります。
副作用が見られないことから乾癬の治療に用いられる

ことが多くなりました。
ならば,ステロイド外用薬じゃなくて活性型ビタミンD3外用薬を使った方が
良いことになりますね。

しかし、一概にそうとも言い切れないようです。
肌が薄くなったり出血したりすることはないようです。
しかし,活性型ビタミンD3外用薬は効果が出るまでにかかる時間がかかります。
また,脱力感や食欲不振のような副作用がでる場合もあります。

●塗り薬の注意点

ステロイド外用薬や活性型ビタミンD3外用薬を使うときには
いくつか注意点があります。

①軟膏、クリーム、ローションを使い分ける

○塗り薬の剤形には軟膏、ローション,クリームの3種類がある。

それぞれ特徴があります。
塗りやすい,塗りにくい部位というものがあります。

○塗りにくいな…」と思ったら医師に相談をして
剤形を変えてもらうと良い。

○適切な量を塗ろう

クリームや軟膏であれば、
1円玉くらいの量で大人の両手のひらを塗ることができるので
いっぱい塗れば早く効果が現れるというものではない。

肌には,適切な量を優しく塗りましょう。

○副作用がでたら医師に相談する

塗り薬をずっと使っていると副作用が出てくることもあります。
その場合はすぐに医師に相談しましょう。我慢は禁物です。
いっぱい塗ればいい,というものであありません。

それでは乾癬は治りません。
医師の指示に従い適切な量を正しく塗る必要があります。
時間はかかりますが,根気よく毎日の塗り薬で乾癬を治療していきましょう。